試合に出るイチローが観たい
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 9/19号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/09/05
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
イチローがヤンキースから移籍するかどうかに注目が集まっている。
というのも、ヤンキースがレッドソックスからジェコビー・エルスバリーという外野手を獲得したことで、レフトのガードナー、センターのエルスバリーのレギュラーが確定し、残りのライトには、レフトからアルフォンソ・ソリアーノ(元カープの選手)が入る可能性が高いということで、イチローの出番は今年以上に減ることが予想されるから。
確かにイチローは、40歳とはいえ、走攻守全てが高いレベルにあるし、ヤンキースの他の選手と比べて年俸も安い。監督としては非常に使い勝手の良いコマとしてベンチに置いておきたいというのもよくわかる。
しかし、日本人の感覚からすると、それはあまりにももったいなさ過ぎる。
シーズン通して150〜60本のヒットを打ち30前後の盗塁をし、固い守備で勝利に貢献する。こういうイチローを見たい。あの、バッターボックスに入るまで、そして入った後の所作の美しさを見たい。
あれを見ることのできる時間も、そう長くはない。だからこそ、試合出場の機会を多く見込めるチームに移籍して欲しいなあ、と心から思う。
もちろん、ヤンキースに残って、黒田と一緒に優勝してほしい、という気持ちもあるのだが、試合に出て記録を積み重ねていくイチローをまだまだ見たい気持ちの方が個人的には強い。
黒田も契約完了していないみたいだから何とも言えないけれど、どうなるんだろうなあ。