2000本と200勝
jun2.net代表のjun2です。
昨日、DeNAベイスターズのラミレス選手が2000本安打を達成しました。おめでとうございます。
日本で13シーズン目を迎えての達成ということで、史上2番目の早さだとか。
2000本でここまで大きく扱われるのは、名球会の存在が大きいと思うのですが、その名球会、加入条件は、
・投手は200勝、もしくは250セーブ
・打者は2000本安打
・日米通算(NPBとMLB)での記録でも可、ただしスタートはNPBであること
ですが、ここへきて、打者と投手とで、この条件をクリアする人数に大きな差が生まれるようになってきました。
特に、2000年以降、打者と投手とで名球会入りの条件をクリアした選手は、
◆打者
駒田徳広(2000年)
秋山幸二(2000年)
立浪和義(2003年)
イチロー(2004年)
清原和博(2004年)
古田敦也(2005年)
野村謙二郎(2005年)
石井啄朗(2006年)
松井秀喜(2007年)
田中幸雄(2007年)
前田智徳(2007年)
金本知憲(2008年)
松井稼頭央(2009年)
稲葉篤紀(2012年)
小笠原道大(2011年)
宮本慎也(2012年)
小久保裕紀(2012年)
ラミレス(2013年)
◆投手
佐々木主浩(2000年)
高津臣吾(2003年)
工藤公康(2004年)
野茂英雄(2005年)
山本昌(2008年)
岩瀬仁紀(2010年)
打者18名に対して投手6名。
先発投手は1チーム4〜5名、抑え投手が1名、野手が8人として、2000本安打の達成者が200勝、250セーブ達成投手の人数の、大体2倍くらいまでが妥当な範囲だろうと思います。
実際、投手は27名、打者は42名がこの条件をクリアしています。
ところが、2000年以降は、これが打者と投手との間で、3倍の開きになっています。
要因としては、野手の方が特に選手寿命が延びてることがあると思いますが、投手の分業化が進んで、先発投手に勝ちがつかずにリリーフ投手と先発投手とに勝ちが分散していることも一つかと思います。(数字的な根拠はないのですが・・)
最後の200勝達成が、2003年の山本昌、250セーブは2010年の岩瀬仁紀。
実に10年近く200勝達成者が出ていない状況です。
ちなみに、現役最多勝は、213勝の山本昌に次ぐのが、182勝の西武の西口文也。
その次が153勝でDeNAの三浦大輔。どちらの選手も年齢を考えると、200勝までの到達は難しそうですね。
200勝の達成が非常に困難な時代ですが、2000本安打だけでなく、何年か後に、200勝達成しそうな投手も現れてほしいですね。