自分を知る

コミュニケーションという切り口で、自分のことを知るツールとして、「ジョハリの窓」というツールがある。

上の枠内に、縦横一本ずつの線を引いてみる。

縦線は、横軸の、「自分がどれだけ自分を理解しているか」を基準に縦軸と平行の線を引く。
横線は、自分のことを他人がどれだけ理解しているかを基準に横軸と平行に直線を引く。すると、以下のように4つの領域ができる。

この4つの領域は以下のような意味を持つ。

「開放の窓」は、自分も他人もわかっている領域なので、自己開示ができている部分。
同様に見ていくと、未知の領域は、自分も他人もわかっていない領域になる。

今、自分が引いた線が、「現在の私」ということになる。

この「現在の私」に対して、他人からのフィードバックを受けることで、縦線は右側へシフトする。（図中のaの矢印）また、「現在の私」から更に自己開示を進めることで、横線は下へシフトする。（図中のbの矢印）
こうしてできる、図中の色付けした部分、これを「可能性」と呼ぶ。

他社からのフィードバックを受け、自己開示を進める、すなわち相手と信頼関係を築いていくことで、自分の可能性を広げることができると言われている。

フィードバックしてくれる友人や上司、恋人や家族、そういう人たちとの関係について、一度見直してみると良い。

他人は変えることはできないが、どの時点からでも自分を変えることはできる、はず。