jun2 blog

コーチ兼キャリアカウンセラーjun2の日常とカープについて書きます。

起業家養成講座に参加してみた

今日は早起きして広島に移動。とある自治体主催の起業家養成講座というものに参加してきた。
この講座、今日をスタートに7/13までの間で6日間、10講座が開かれる。
今日はそのうちの3講座。

今回この講座に参加したのは、他でもない、広島での営業活動の一環だ。
大阪でお客さんをご紹介いただいたりしたので、広島でもお客さんを見つけたいと考えて、参加することにした。



最初の講座、「創業成功のポイント」ということで、「つながりを大切にすること」、というポイントでのお話。

起業する際には、人脈を作りなさい。人脈とは「自己を犠牲にして自分のために動いてくれる人」。
ここで犠牲にする「自己」とは、お金、時間、信用を意味する。

つまり、自分の事業に賛同してお金を出してくれる。時間を割いてくれる、お客さんやビジネスパートナーを紹介してくれる、そういう人との繋がりを作りなさい。

そのためには、まずは人が賛同してくれる夢をもち、それが実現可能であることを相手に説明することが必要。
人は人を警戒したり無関心だったりするし、自分のことが最優先だったりする。
そういう人たちの警戒を解いたり、信用を得るためには、相手に伝えるためのプロフィール、ビジネスプラン、商品などが必要になる。そのためのツールやフォーマットにはこういうことを書く必要がある。

というお話。多くの人に会いにいくより、キーマンと深く繋がれ、という教えだった。
北九州のお醤油屋さんが、OEMでドレッシングの開発に着手して、それが事業として成功するストーリなどもあり、興味深い話だった。



二つ目の講座は、「起業家のための経営戦略」という内容で、戦略的思考の重要性、経営管理者の役割、企業戦略と軍事戦略との違い、戦略は環境に応じて変化させなさい、と言ったお話。

戦略的思考とは、答え(どうなりたいか)を設定し、式(どうすれば良いのか)を考えること、という定義(登壇者の独自の言葉)。

腕を組むとき、右腕が上に来る人は左脳思考、左腕が上に来る人は右脳思考。これがアウトプットの話。
両手の指を組むときも同様、右手の親指が上の人は左脳、左手の親指が上の人は右脳。これはインプット。

人のそういう仕草を観察していると、ざっくりとその人が感覚で動くか理論で動くか、ということがわかるんだと。ちなみにjun2は両方とも右が上になる。これはリーダーというより、マネージャー(仕事管理)向きらしい。

軍事戦略と企業戦略の違いっていうのは、軍事戦略は国家vs国家に関する戦略。
企業戦略は、企業と顧客の間での戦略。つまり競争相手との間での戦略ではないということ。だから、孫氏の兵法なんか読んでも、経営にはあまり役立たないと思う、という持論が展開された。

数年前のリーマンショック以降、マツダの業績が悪化し、それは円高の影響だと言われていた。しかし、その裏でレガシーのスバルは好調な業績を維持していた。こんな風に、一社でも好業績になっている状況下では、業績の悪化は円高(環境)が原因ではなく、経営そのものが悪いんだと思え、とのこと。



本日最後の講座は、大学発のベンチャー企業の実例紹介。
豚の精子を冷凍保存し、口蹄疫などの疫病が広まっても種の保存ができるという独自技術を事業化した事例の紹介。特にブランド豚の生産者向けのビジネスを開始して2年ほど経ち、会社設立までの流れと現在のビジネス状況の説明。

やっぱ独自技術は強いなあ、としみじみ思うよね。興味のある方はgoogleで検索するとヒットするだろう。冷凍精子と豚で。


その後、交流会があったのだが、全体で30名ほどの参加者がいたはずが、交流会に参加したのは10数名程度。
士業の方、個人事業で基盤設計されている方、2日前に会社の設立登記をされたばかりの方など、様々な方がおられたが、「ビジネスコーチ」にはピンと来なかったようで、2,3枚名刺交換したところで心が折れた。。。

あと5日、多分jun2が参加できるのはそのうち4日がせいぜいだろうが、仕事に繋がらずとも、良いご縁があると良いね。