「叱る」を学ぶ
Vol.34
昨日の日経の朝刊の記事。
「叱り方検定』講座なるものを導入する企業が
増えているそうだ。
いわゆる「ゆとり世代」など、叱られ慣れてない
若者に、パワハラに陥らずに叱ることが
できるよう、叱り方を伝授するらしい。
記事の中では、叱り方名人の心得として、
「叱る」と「怒る」を区別する
必ず未来につなげるようにして終わる
話し始めに肯定的な言葉で思いやりを表現する
他人と比較して叱らない
思い込みで叱らない
「人」と「こと」を区別して伝える
相手の真意を汲み取る
組織の社会的意義や理念に沿って筋の通った
理由を伝える
叱る場所、タイミングに配慮する
を挙げている。
無意味に人格否定したり感情的に怒ったり、
偏見だったり、そういうのをこれまで間近で色々
見てきているので、心得については
もっともだと思う。
きっと、そうやって怒ってる人たちは、
自分たちが若い頃、そんな風に
怒られてきたのだろう。
でも、自分がされてイヤだったことは、
自分の部下にはしてはいけない、が基本。
されてる当時はイヤだったけど、後になって凄く
役に立ったこともあるだろうが、実は、もっと
違った方法で同じことを実現できたかも知れない。
そこまで考える必要があると思う。
バーナードが定義した、組織成立の三要素は、
共通目的
貢献意欲
コミュニケーション
と、コミュニケーションは組織継続のために
非常に重要な要素とされている。
なので、こんな風に、企業が
コミュニケーションにも投資するように
変わっていくのは良いことだよなあ、と思う。
そして、組織の生産性の向上に繋がって、
企業業績が上がっていくと、
アベノミクスの第三の矢になるんだろうねえ。