jun2 blog

コーチ兼キャリアカウンセラーjun2の日常とカープについて書きます。

マー君は無事に送り出して欲しいな

新しいポスティングシステムの制度に、メジャーリーグが難色を示しているらしい。

入札額の一番高い球団としか交渉できないことに不満を持つ選手会、入札額を抑えたいメジャーリーグ、タダで有力選手が流出してしまうことを避けたいNPBの経営陣、それぞれの思惑が真っ向からブツかって、ようやくまとまりかけたところでこれだもの。。

 

FA権も持たずに海外移籍する上で、ポスティングは唯一の正攻法で、しかもFAと違って、交渉が不調に終わっても、そのまま今のチームに戻ることができる。選手にしてみたら、一球団としか交渉できないとわかっていても、それでも挑戦しようと決意して入札にかけてもらっている訳で、一球団としか交渉ができないというより、交渉先がある事実の方が重要なのではないだろうか。

実際のところ、マー君はどう思っていたのだろう。FAのために何年も待つより、今ある程度の制約を受けてでもアメリカに行きたいと思っているのではないだろうか。

 

過去に交渉が決裂した中島、岩隈にしたって、翌年晴れてMLBへの移籍を果たしているし、田中賢介にしてもそう。

大体、他球団と契約させないために入札するとして、じゃあ、入札後の契約交渉で、超劣悪な契約条件を選手が飲んだら、その球団は入札額をもとの球団に支払わなければ行けない訳で、そんなリスクをおかすもんなのかね?という疑問もある。

 

決してベストではないだろうが、今のまま制度改革を強硬に望むのは、選手にとっても良い結果をもたらさない気がする。

こんなことで来年のメジャー行きを潰して欲しくないなあ。

 

誰か頑張って今年だけの暫定でも良いから制度を確立してあげて。