jun2 blog

コーチ兼キャリアカウンセラーjun2の日常とカープについて書きます。

人生万事塞翁が馬

Jリーグ、磐田のJ2降格が決まった。クラブがJリーグ参入後、初めてのことだ。

90年代末から2000年初期まで、鹿島アントラーズと毎年優勝争いをしていたチームが、10年経った今、2部降格するなんて、サポーターでさえ夢にも思わなかっただろう。

 

オイラは磐田に対して思い入れは特にないのだが、ある選手の動向が気になっている。

それは駒野友一、日本代表の駒野だ。

彼は前回、2010年のワールドカップの決勝トーナメント、PK戦決着となったパラグアイ戦で、最後のPKを外したことで全国的に有名になった選手だが、元々はサンフレッチェユースからサンフレッチェのトップチームに上がって、ユースで同期だった森崎兄弟とともに、2000年代初頭のサンフレッチェを支えていた主力選手だった。

 

ところが、2007シーズン、サンフレッチェが2度目のJ2降格となったとき、ほとんどの主力選手が残留する中、彼はJ1でのプレーを望み磐田へ移籍。おそらく日本代表でプレーすることも考えての決断だったのだろう。そしてここから、Jリーグにおけるサンフレッチェと駒野の運命が少しずつ入れ替わっていくことになる。

 

駒野移籍後の磐田は、毎年のようにJ2降格圏内ギリギリのところをウロウロするようになり、遂に本日J2降格が決まり、逆にサンフレッチェはJ2から1シーズンでJ1に復帰し、その後毎年上位に食い込むようになり、遂に昨シーズンはJ1優勝という結果を手に入れ、更に今シーズンも優勝争いを繰り広げている。

 

2007シーズンが終わった、あの当時の駒野の決断は、決して誤っていたとは思わない。その後に広島から浦和に移籍していった何人かの選手に対しては、あまり良い印象を持っていないオイラだが、駒野については頑張って欲しいと思ってきた。

今回、磐田のJ2降格に際して、再度移籍という選択をするのか、はたまた早期のJ1復帰に向けて残留するのか、どういう決断を下すのか非常に興味深い。

そして来年のワールドカップで、また活躍する姿を見たい。南アフリカでの悔しさを昇華できるように。

今後の動向に注目したい。