jun2 blog

コーチ兼キャリアカウンセラーjun2の日常とカープについて書きます。

侍JAPAN

あまり気にしていなかったのだが、昨夜、侍JAPANと台湾の試合が行われた。

今回はプロとアマの混合チーム。それだけ聞いても珍しくて凄いことのように思える。特に野球は。

 

そもそも、プロアマどころか、小、中、高、大学の各種学校、社会人、NPB独立リーグ、それら全てのカテゴリ毎にムラのような閉じた世界になっているから、公式戦で巨人と早稲田大学が戦う、なんてことはあり得ない。

 

シドニーオリンピックでは、プロとアマの混合チームでオリンピック本戦に臨んで、プロとアマの境界線が低くなるかと思いきや、それ以降はプロ一本で、結局元に戻ってしまったし、プロ野球出身者が高校の監督になるためのハードルも低くなったとは言え、まだまだ高い。

 

今回、侍JAPANが常設された意義として、このプロアマの壁を低く、そして近い将来なくなるような動きになって欲しいものだ。そのために、まずは高校生も侍JAPANに呼ぶとか、大学生と社会人をもっと増やすとか、国内で大学生とプロ、高校生と大学生の試合を増やすとか、そういうところからチャレンジして欲しい。

だって、例えば甲子園優勝の前橋育英と早稲田、慶応が本気で戦う試合とか、見てみたいものなあ。

 

NPBの選手が次々にメジャーリーグへ流出していくことは止められないとして、国内の限られた優秀な選手たちが国内で痺れる試合ができる環境を整えて、もっともっと野球を活性化して欲しいよね。

野球は代表レベルであれば日本が世界の舞台で戦える競技だと思ってるので、そのためにも、侍JAPANが国内の環境を変えていってくれることに、大いに期待したい。