jun2 blog

コーチ兼キャリアカウンセラーjun2の日常とカープについて書きます。

勝ち逃げは許されなかった

楽天は弾切れか、はたまた総力戦で勝ち切って東北に歓喜をもたらすか。

 

本来ならば今日、マー君の無敗伝説とともに楽天のチャレンジは完結するはずだった。

しかし、そこは王者巨人、セ・リーグを圧倒的な強さで勝ち上がった強さを最後の最後で見せつけた。つうか、ルーキー菅野の憎らしいほど落ち着いたピッチング。負けたら後がないという状況であれだけできるというのは、やはり普段から勝つことを義務づけられているチームで一年間投げ続けたことが大きいのかね。

 

マー君も調子は良くなかったのだろうが、長いシーズン、そういう状況で投げたことも一度や二度ではないだろう。そんな中を勝ってきたことを思わせる、160球の熱投。やっぱり凄いピッチャーだな。

しかし、皮肉なことに、マー君の今シーズン初黒星が、今年の日本シリーズを最大限に盛り上げることになった。

 

そして第7戦、則本を第5戦で5イニング投げさせてしまっている楽天。明日はいよいよ弾切れか。

則本のリリーフ登板は充分に考えられるが、普通に考えたらマー君はないよなあ。

ただ、星野監督だから、リードした最終回なんかにマー君という選択をするかも知れない。それでも巨人にしてみたら、1点差でリードされている状態で最終回にマー君が出てきたらチャンスだよな、さすがに。そういう展開は、充分にあり得ると思っている。

 

思い出すのは、2001年頃のダイヤモンドバックスの、ランディ・ジョンソンカート・シリングの2人同時MVPの時。あの時の、第6戦に先発したジョンソンが、第7戦にリリーフ登板したみたいな、あんな展開。しかし、今日のマー君のピッチング見ていたら、明日出てきても、あんな風にはならないだろうからなあ。

 

思えば、マー君と則本とがそれぞれ1勝1敗にも関わらず、3勝3敗まで持ち込んでいること自体、凄いことだよな。楽天、強いんだな。さあ、明日は今年のプロ野球の総決算。どちらが勝っても日本一に相応しいとおもう。

 

それにしても、「スコット鉄太朗」って何のことか初めて知ったよ。