2020年はトルコかスペインで

東京オリンピックで復興した日本の姿を世界に見せる、とか息巻いてたくせに、福島原発のことを質問されて、誰も「その問題は2020年には確実に解決しているから問題ない」と回答できない訳でしょ。 オリンピックより先にやるべきことがあるんじゃないかねえ。

— Junji Hidaka (@jayhida) 2013, 9月 6

2020年の夏季オリンピック開催地がもうすぐ決まる。

個人的には東京には来て欲しくないと思っている。

原発問題とオリンピックを同列に語るのはおかしい気もするけど、それでもやはり、オリンピックやってる場合じゃないと思うのだ。

東電の、大事な情報をあとだしする体質だとか、そもそもの原発事故の収束だとか、オリンピックが来た日にゃ、オリンピックのインフラ整備に気を取られて、そっちのけにされるんじゃないかとさえ思える。

別に、原発を今すぐ廃止にしろという思想でもないし、オリンピックというイベントは大好きだし、通常時であれば、ぜひ東京に、と思っただろう。

でも、今回の招致活動において、復興した日本の姿を世界に見せる、という理念もちらつかせていたはず。それが何故ここへきて、「東京は福島から250km離れているから安全だ」というコメントが出てくるのか理解不能。

前々から空々しく思っていたのだが、「復興」という題目で票を集めようという思惑がハッキリと表に出てきているのが、どうしても受け入れられない。

原発事故も収束して、街の復興もメドが立って、そんな状態になってから再度立候補すれば良い。それで良い。

でも、これで東京に決まったら、何事もなかったかのように観戦に行ってしまいそうな自分もいたりする。

だからね、やっぱりマドリードかイスタンブールに行って欲しい。

あと5,6時間後には決まってるんだね。

飛んでイスタンブール